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理学療法士の開業資金はいくら必要?|初期費用300万円のリアルな内訳【2025年版】

2025.07.31
2,理学療法士・整体師‐整体院開業ガイド

こんにちは♬
『からだ職の「まったり」未来設計ラボ』のTatsuです^^

「理学療法士として、独立開業したい。
でも、一体、いくらお金があれば…?」

その、あまりにも現実的で、しかし、誰に聞けばいいか分からない問い。
それが、あなたの独立という、素晴らしい夢への第一歩を、躊躇させている最大の原因かもしれません。

ネットで検索すれば、「100万円で開業!」「いや、1000万円は必要だ」と、様々な情報が飛び交い、余計に混乱してしまう。

僕も、そうでした。
柔道整復師として独立を決意したものの、資金計画の知識はゼロ。
結果的に、僕は1000万円という、身の丈に合わない大きな借金を背負い、その重圧に、長年苦しむことになりました。

この記事は、そんな過去の僕のような、そして今のあなたのような、志高い理学療法士、整体師、ヨガインストラクター、トレーナーが、お金の不安から解放されるための、開業資金の完全解剖図です。

巷でよく言われる「初期費用300万円」という数字を基準に、そのリアルな内訳を、一つひとつ、徹底的に分解していきます。
そして、コストを劇的に抑える「自宅サロン」という選択肢との比較も行います。
この記事を読めば、あなたは自分だけの、現実的な予算計画を立てられるようになっているはずです。

2つの道。「テナント開業」と「自宅サロン開業」

まず、あなたの開業スタイルを、大きく2つに分けます。

テナント開業

貸店舗を借りて、自分だけの城を構えるスタイル。
メリット:高い信頼性、公私の分離、事業の拡大可能性。
デメリット:圧倒的に高い初期費用と、固定費。

自宅サロン開業

自宅の一室を利用して、スモールスタートするスタイル。
メリット:圧倒的に低い初期費用と、固定費。
デメリット:プライバシーの確保、生活感の問題、利用できる物件の制約。

この2つの道で、費用がどう変わるのか。
具体的に見ていきましょう。

最大の関門。「物件取得費」という名の巨大な壁

開業資金の中で、最も大きな割合を占めるのが、この物件取得費です。
ここでは、家賃15万円の、小さなテナントを借りるケースを想定してみましょう。

  • 保証金(敷金): 家賃の6〜10ヶ月分が相場。
    15万円 × 6ヶ月 = 90万円
  • 礼金: 大家さんへのお礼。
    家賃の1〜2ヶ月分が相場。
    15万円 × 1ヶ月 = 15万円
  • 仲介手数料: 不動産会社へ支払う手数料。
    家賃の1ヶ月分。
    15万円 × 1ヶ月 = 15万円
  • 前家賃: 最初の月の家賃。
    15万円 × 1ヶ月 = 15万円
  • 火災保険料など: 約2万円

【テナント開業の場合の合計】約137万円

どうでしょうか。
まだ物件を借りただけで、すでに100万円以上の大きなお金が動きます。
これが、独立開業のリアルです。

【自宅サロン開業の場合の合計】0円

言うまでもありませんが、これが自宅サロンの最大のメリットです。
この137万円を、そっくり運転資金や自己投資に回すことができるのです。

あなたの城を創る。「内装・設備費」

次に、その空間を、あなたの仕事場へと変えるための費用です。

内装工事費

  • スケルトン物件(何もない状態)の場合: 壁紙、床、電気工事、水道工事など、全て行う必要があり、150万円〜300万円以上かかることも珍しくありません。
  • 居抜き物件(前の店舗の内装が残っている状態)の場合: うまく活用すれば、30万円〜100万円程度に抑えることも可能です。

備品費

これは、理学療法士や整体師として、最低限必要なものをリストアップしたものです。

  • 施術ベッド:5万円〜15万円
  • タオルウォーマー、ワゴンなど:5万円
  • PC、プリンター、電話、決済端末:15万円
  • 待合室の椅子、机、棚などの什器:10万円

合計:約35万円〜

僕の失敗談

僕は、最初に見栄を張り、新品の高級な施術ベッドを買ってしまいました。
しかし、お客様が本当に価値を感じるのは、ベッドの値段ではなく、あなたの技術です。
最初は、中古のベッドや、最低限の備品で十分。
見栄のためのコストは、徹底的に削ぎ落としましょう。

あなたの存在を知らせる。「広告宣伝費」

最高の場所と、最高の技術があっても、その存在が知られなければ、お客様は一人もやってきません。

ホームページ制作費

僕が300万円の失敗をした、最も重要な項目です。

  • 格安テンプレート業者:5万円〜30万円
  • 一般的な制作会社:30万円〜100万円以上

リース契約:絶対にNGです。

その他

  • チラシ・名刺・パンフレット制作費: 5万円〜10万円
  • 看板制作費(テナントの場合): 10万円〜30万円

【テナント開業の場合の合計】約50万円〜

あなたの命綱。「運転資金」という名の、心の平穏

これが、多くの起業家が見落とし、そして廃業していく、最も重要な資金です。
運転資金とは、開業当初、売上がまだ安定しない時期に、事業を継続し、あなた自身が生活していくための命綱です。

半年分の運転資金の計算例

最低限必要な期間: 最低でも3ヶ月分。
理想は半年分。

  • テナント家賃:15万円
  • 水道光熱費・通信費など:5万円
  • あなた自身の生活費:25万円

合計:45万円/月
45万円 × 6ヶ月 = 270万円

どうでしょうか。
この「運転資金」の重要性、お分かりいただけたでしょうか。
このお金があるかないかで、あなたの開業後の「心の平穏」は、全く別のものになります。

結論:合計金額と、資金調達の方法

それでは、全てを合計してみましょう。

【テナント開業の場合の、リアルな初期費用】

  • 物件取得費:137万円
  • 内装・設備費(居抜きで安く見積もって):80万円
  • 広告宣伝費:50万円

小計:267万円

  • 運転資金(3ヶ月分):135万円

【総合計】402万円

「300万円」という数字は、運転資金を少し切り詰めれば、決して非現実的な数字ではないことが分かります。

【自宅サロン開業の場合】

初期費用は、備品代と広告費で100万円以下に抑えることも十分に可能です。

これらの資金を、「自己資金」と「日本政策金融公庫などからの融資」を組み合わせて、準備していくことになります。

P.S.

この、目に見える数字の準備と同時に、あなたの独立開業を成功させる、目に見えない「武器」を磨くこと。

開業後の売上を左右する、「① 他の追随を許さない、圧倒的な臨床技術」。
僕が主宰する日本IASTM筋膜リリース協会」のセミナーは、あなたの技術力を、自費で十分に通用するレベルまで引き上げる、強力な武器になるかもしれません。

そして、あなたの価値を、世界に伝え続ける「② 信頼される発信基地(ホームページ)」。
僕が300万円の失敗から学んだ全てを注ぎ込み、あなたの起業という船出をサポートする、「破格の価格で高品質ホームページも制作
も行っています。

数字の準備と、技術と、発信力。
この3つが揃った時、あなたの未来設計は、盤石なものとなるでしょう。

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最後までお読み下さりありがとうございました^^
ーTatsu

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整体師(柔整/ロルファー™)&上級ヨガ講師

タツ(33歳)。妻子あり。 開業当初の大きなプレッシャーを、SNSに頼らない**「静かなWeb集客」**で乗り越え、経済的自由を実現しました。 「開業したのに、お金の不安で心が休まらない」 そんな過去の自分と同じ"不幸の種"をなくしたい一心で、僕の経験の全てをこのラボで発信しています。あなたの未来を設計するヒントを見つけてください。

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