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④まったり経営術

【独立開業した理学療法士・整体師へ】29歳天才経営者の死が教える、本当の成功と未来設計

はじめに

こんにちは。 『からだ職の「まったり」未来設計ラボ』のTatsuです。

今日は、いつものような具体的な経営や集客のノウハウの話ではありません。 その少し手前にある、しかし、私たちの人生にとって遥かに重要かもしれない、「働き方と、幸福、そして命」について、あなたと少しだけ深く、静かに対話したいと思っています。

先日、ビジネス系YouTubeチャンネル『令和の虎』で有名な、青笹社長が、29歳という若さで急性心不全のため、急逝されました。 あなたも、彼のことをご存知かもしれません。

医師免許を持ちながらも、動画編集という全く新しい世界で大成功を収めた、若き天才経営者。 僕より4歳も年下でありながら、その深い洞察力、ビジネスへの情熱、そして人間性に、僕は心からの尊敬の念を抱いていました。いつか、こんな風になりたいとさえ思っていました。

そんな彼が、突然、天国へ旅立ってしまった。 そのニュースを知った時、僕は言葉を失い、深い衝撃と、胸が張り裂けそうな悲しみに襲われました。

頑張って、頑張って、常人には計り知れない努力の末に、若くして成功の頂へ上り詰めた。その先に待っていたのが、これなのかと。 もっと、もっと楽しい時間を沢山過ごしていいくらい、彼は努力し、多くの人に価値を提供してきたはずなのに…と。

あくまで推測でしかありませんが、彼が亡くなる前、動画の中で見せていた表情には、計り知れないプレッシャーや、過労の色が、僕には見えていました。

この出来事は、他人事ではありません。 特に、自らの情熱を仕事にし、「独立開業」という道を選んだ理学療法士、整体師、ヨガインストラクター、そしてトレーナーといった、私たち「からだ職」にとって、これは魂に刻み込むべき、あまりにも重い教訓なのだと感じています。

第1章:自営業という名の「沼」―休むのが“怖く”なる心理―

なぜ、私たちは頑張りすぎてしまうのでしょうか。 特に、自分の城を築いたばかりの理学療法士や、独立したてのトレーナーなど、開業したての頃は、誰もがこの心理的な罠に陥りがちです。

自営業だと、どこまでも、やれる。 会社員のように、決まった終業時間はありません。やろうと思えば、24時間365日、仕事ができてしまう。そして、多くの場合、仕事は「やりたいこと」でもある。

だから、最初は「やりたいから」休まない。 お客様の笑顔が見たいから、もっと技術を磨きたいから。その純粋な情熱が、私たちを突き動かします。

しかし、いつしかその情熱は、「不安」へと姿を変えていきます。 だんだん、休まなくなってくる。そして、休むのが“怖く”なってくる。

「今、休んでしまったら、ライバルに先を越されるんじゃないか」

「今、この努力を止めたら、事業が失速してしまうんじゃないか」

「未来が悪くなるのではないか」

そんな、未来への“恐怖”が、私たちをさらに行動へと駆り立てるのです。

もちろん、「不安だから行動する。だから大成する」という側面も、間違いなく真実です。

ハングリー精神が、人を大きく成長させることは、僕自身も経験から知っています。

しかし、その先に、青笹社長のような結末が待ち構えている可能性があるのなら。 私たちは、一度立ち止まって、考え直す必要があるのではないでしょうか。 その働き方は、本当にあなたの望む「未来設計」へと繋がっているのか、と。

第2章:「勝ち目のない試合」から、今すぐ降りる勇気

僕たちは、いつの間にか、他人との比較競争という「勝ち目のない試合」に参加してしまっています。 年収、資産、フォロー数、あの整体師のすごい技術レベル、あのヨガインストラクターが持つコミュニティーの大きさ… SNSを開けば、同業者のきらびやかな成功報告が目に飛び込み、無意識のうちに自分の現在地と比べてしまう。

しかし、考えてみてください。 上には、必ず上がいます。 あなたがどれだけ稼いでも、あなたより稼ぐ人はいる。 あなたがどれだけすごい技術を身につけても、あなたよりすごい技術を持つ人はいる。

他人を物差しにしている限り、私たちは永遠に満たされることなく、焦りと劣等感に苛まれ続けます。

そんな負け試合に、なぜ、挑む必要があるのでしょうか?

第3章:あなたの「幸福」を定義するということ

この終わりのないレースから降りるための、唯一の方法―

それが、「自分の中で『幸福』を再定義して、それを頭の片隅に、お守りのようにしっかり置き続ける」ということです。

なぜなら、そうしないと、僕たちは「自分が、今すでに、どれだけ幸福であるか」を、いとも簡単に忘れてしまう生き物だからです。

一度、静かな場所で、あなた自身の心に問いかけてみてください。 あなたにとっての「幸福」とは、一体何ですか?

月商100万円を達成することですか? タワーマンションに住むことですか? もちろん、それも素晴らしい目標です。

でも、もしかしたら、あなたの心の奥底にある本当の幸福は、もっとささやかで、もっと温かいものかもしれません。

・家族と食卓を囲んで、「今日こんなことがあったんだよ」と笑い合う時間

・あなたが理学療法士として、整体師として、その手でお客様の苦痛を和らげ、「先生のおかげで、本当に楽になりました」と、心からの感謝を伝えられる瞬間

・誰にも邪魔されず、自分の好きな本を読みふけり、知的好奇心を満たす静かな夜

・週に一度、スマホを置いて、自然の中を散歩する穏やかな休日

ヨガの哲学には、「サントーシャ(知足)」という教えがあります。 それは、外にある何かを求めるのではなく、【自分自身の内にある「満足」や「満ち足りた感覚」】に気づくことの大切さを説いています。 本来、私たち人間は、「衣・食・住」が満たされ、そして「好きな仕事」で生活がができていれば、沢山お金を持っていなくたって、それだけで十分に満ち足りることが出来るのではないでしょうか?

第4章:僕たちが、すでに手にしている宝物

この視点に立った時、独立開業という道を選んだ私たち「からだ職」—理学療法士も、整体師も、トレーナーも—どれだけ恵まれた環境にいるかに気づかされます。

・私たちは、人の身体を癒し、苦痛を取り除くという、直接的に「ありがとう」と言われる仕事をしている。

・私たちは、探求すればするほど奥が深い、知的好奇心を刺激し続けてくれる専門分野を持っている。

・私たちは、独立すれば、自分の哲学と美学で、自分だけの城を築くことができる。

これほどの幸福に、日常的に触れられる職業が、他にあるでしょうか。

私たちはそもそも、「満ち足りやすい環境」にいるはずなのです。 問題は、その足元にある宝物に気づかず、遠くで輝いて見える、他人の宝物ばかりを羨んでしまう、私たちの心の方なのかもしれません。

終章:「長いマラソン」を、最後まで笑顔で走り抜くために

ありきたりな言葉ですが、人生は本当に「長いマラソン」であり、「死ぬまでの暇つぶし」なのだと思います。

「もっと、もっと」と、歯を食いしばって自己ベストを更新し続けるストイックな走り方も、一つの美学です。

しかし、その走りが、ゴールテープの遥か手前で、心臓を破裂させてしまうとしたら。

それならば、無理しすぎず、しっかり休んで、ゆっくりまったり。ときに小走りで進んでいく。 そんな走り方の方が、長い目で見て、どれだけ賢明で、豊かな景色を見せてくれることでしょうか。

青笹社長のあまりにも早すぎる死は、私たちに、成功の定義、そして人生の目的そのものを、問い直すきっかけを与えてくれました。

どうか、忘れないでください。 あなたが本当に守るべきものは、売上や知名度ではありません。

あなた自身の「時間」と「健康」。 これこそが、他の何にも代えがたい、あなたの人生で最も尊い資産なのです。

その資産を大切に、大切に、使いながら。 あなただけの「幸福」のコンパスを頼りに、あなただけのゴールを目指す。

この『未来設計ラボ』が、独立開業という、長く、しかし素晴らしい旅路を歩む、すべての理学療法士、整体師、ヨガインストラクター、そしてトレーナーの、幸福な未来設計における、信頼できる伴走者となれたなら、これ以上の喜びはありません。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

そして、青笹社長のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

Tatsu

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整体師(柔整/ロルファー™)&上級ヨガ講師

タツ(33歳)。妻子あり。 開業当初の大きなプレッシャーを、SNSに頼らない**「静かなWeb集客」**で乗り越え、経済的自由を実現しました。 「開業したのに、お金の不安で心が休まらない」 そんな過去の自分と同じ"不幸の種"をなくしたい一心で、僕の経験の全てをこのラボで発信しています。あなたの未来を設計するヒントを見つけてください。

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